進化中の分線金物

(1) ブンカナ誕生より半世紀

記事提供:東高通信工業㈱
2013.6.28
 私達引留金物WGでは、昭和29年より今日まで引込線の変更による形状変更をはじめ、機能の向上、コスト削減などNTT様のご協力を頂き、分線金物の改善を致しました。
そこで今回は、今まで納入させていただきました分線金物の経緯を簡単ですがご紹介いたします。

当時、異形圧延鋼板は画期的!
(昭和29年 分線用金物誕生)
支持板は異形圧延鋼板でプレス加工
により定尺切断していました。

 
 外れ防止のステンレスバネ投入!
(昭和49年 分線用金物 改良)
鋼心入屋外線の登場により仕様を変更。
支持板を2溝形状とした、外れ止めステンレスバネ追加。
SDワイヤの登場で2溝タイプとしました。
 
 
 ダイカストで色々な形が出来た!
(平成元年 分線用金物 改良)
異形圧延鋼板の支持板より、寸法の安定性と生産性のアップでコストダウンを図り支持板を亜鉛ダイカストとしました。
 
 
 ワッシャーが外れ止め?
(平成8年 分線用金物 改良)
外れ止めワッシャーを追加し、
コストアップ分を支持板小型化により 吸収しコストダウン。
 
 
 細径新ケーブル用誕生!
(平成18年 分線用金物「B 」)
細径新ケーブル取付への対応により溝形状変更。
支持板形状変更、1溝形状とし誤使用の無いようにしました。
 
 
 がっちりくわえて離さない!
(平成24年 分線用金物「C」)
支持板形状変更、大型化に伴い
高把持力、高強度化としました。
 
 
 サビよ、さよなら!
(平成25年 分線用金物「S」)
材質変更、フック、ナット、ワッシャーをステンレスとし、高耐食化。
(現在、東日本地域にて納入)
 
 

 

  次回掲載では今までの主な取り組み、又悩ましい諸問題などご紹介予定です。

 

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